北米
北米技術センターは米国ミシガン州オーバーンヒルズにあります。この地域はハイテク事業が盛んで、自動車産業の技術革新の推進力となっています。北米技術センターでは最先端技術を駆使し、自動車メーカー、重量車メーカーに向けて、パワートレイン機構の設計や開発、車両統合およびキャリブレーションに関する事業を行っています。
北米技術センターは1997年に設立されました。北米の有力パワートレイン企業の近隣に大規模な試験施設を構え、設立当初はパワートレインの設計と開発において当時の最新技術を提供しました。その後幾度か施設を拡張し、2009年3月にはFEVの主要施設となるハイブリッド電気自動車開発施設が完成しました。
北米技術センターでは広範囲にわたる設計技術や解析技術を活用し、パワートレイン機構を扱う自動車メーカー各社の相談に応じています。CAD(コンピューター支援設計)やCAE(コンピューター支援エンジニアリング)の主要プラットフォームに対応し、業界の標準的な解析コードやシミュレーションコードも使用しています。FEVはまた、自社コードも多く使用して設計や解析を行っています。
試験設備は完全計装で、最先端の排出ガス試験装置を採用し、また自社製の潤滑油調整装置、冷却水調整装置、吸気調整装置、燃焼解析装置、データ収集装置を装備しています。各種燃料に対応し、現在はガソリン、ディーゼル、代替燃料を使用できます。また、エンジン性能向上や排出ガス対策も承ります。
最先端の施設と最高のサービス
北米技術センターでは広範囲にわたるサービスを提供しています。
- パワートレイン機構統合とキャリブレーション
- エンジン設計と開発の全面支援
- エンジン燃焼プロセスにおける空気および燃料流動シミュレーション
- ゼロからの新規エンジン設計
- 最高のNVHを実現する設計解析
- コンセプト構築とプロトタイプ製作
- 次世代製品開発
- 量産エンジンの解析と改善
- ハイブリッド電気自動車開発施設運営
主要施設
- エンジン試験設備26基
- 過渡試験設備10基
- NVHパワートレイン試験設備
- 開発用試験設備12基
- ハイブリッドパワートレイン開発用試験設備8基
- ハイブリッド/電気自動車用トランスミッション開発試験設備
- 電気モーター試験設備
- ハイブリッド/電気自動車用シャーシダイナモメータ
- 充電ステーション(プラグインハイブリッド車両用、電気自動車用)
車両試験施設
- 車両実験室
- 低温試験設備
- NVH用シャーシダイナモメータ
- 排出ガス試験用シャーシダイナモメータ
その他の施設
- CAD/CAE設計室
- 流体実験室
- エンジン組立/分解調査室
- 電子工学実験室
- ディーゼル排出ガス実験室
- テレビ会議室
Auburn Hills, MI 48326-1766