チャレンジと
ソリューション
新たな動力技術がどれほど進歩しても、欧州連合ほか世界の多くの国の定める厳格な二酸化炭素削減目標の達成に、近年のディーゼルエンジンが果たす役割が大きいことは変わりません。直噴式ディーゼルエンジンは、自動車エンジン技術の中で、二酸化炭素削減に費用対効果の高い技術の代表格です。これをプラグインハイブリッドにいたるまで様々な技術と組み合わせて電子制御化することで、近未来への可能性は大きく広がります。ディーゼルエンジン技術は多くの課題に直面していますが、これらに挑戦することで今後の開発が進み、競合力と市場適合性を兼ね備えた自動車が生まれるのです。
世界市場の求める未来型ディーゼルパワートレイン
- 極めて厳格な排出ガス規制にも対応するロバスト追従性
- 高効率、低燃費、二酸化炭素排出量最小化
- コストオブオーナーシップ向上、最高の顧客価値の実現
- 優れた運転性能
- 出力重量比向上、快適性向上
- 個々の要求に合わせた電気アシスト機能の実装と適合
ディーゼルエンジン開発は時に相反する課題を抱える複合的な事業ですが、FEVでは次の二点を大切に開発を進めています。ひとつは、先進的なエンジン構造、斬新な排出ガス対策コンセプト、革新的な各種制御機能を開発し最先端技術を発展させること、もうひとつは、アプリケーション用およびキャリブレーション用最新ツールの提供などエンジニアリングサービスを拡大し、お客様の一連の開発事業を支援することです。FEVは様々な方法を駆使して、プロトタイプ車両や試験設備や技術のめまぐるしい変化によって生じる新たな課題に対応しています。同時に、お客様の立場に立った臨機応変で良質なサービスを心がけ、車両統合やキャリブレーションにかかわる量産車向けプロジェクトを通して、世界中のお客様をお手伝いしています。FEVの技術は、二酸化炭素排出量最小化を実現するなど、大規模な量産仕様からボリュームゾーン向け個別キャリブレーションまで幅広く適用できます。FEVの事業はまた、非常に意欲的で中核をなす欧州連合市場、極めて多くの課題を抱える米国市場、BRICT各国(ブラジル、ロシア、インド、中国、トルコ)で急成長中の新興市場にも対応しています。
一丸となり
多角的な業務に対応
FEVの乗用車用ディーゼルエンジン事業部では、4か所の技術センターで450名を超える専門技術者が活動しています。研究分野、先行技術開発分野における仮想シミュレーションから生産開始まで、アフターサービス含め広範な開発事業を行っています。FEVはこの技術で、エンジン設計、機械開発、快適性、燃焼開発、排出ガス後処理、エンジン制御、ソフトウェア開発、車載診断システムなどあらゆる要望に対応します。FEVは、各国のお客様に十二分にご満足いただける良質なエンジニアリングサービスを期限内に提供することを何よりも大切にしています。それにより世界市場で増え続ける課題に対応するとともに、お客様が高効率で革新的な新しいディーゼルエンジンを開発する一助となることをお約束します。
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